【疫病】
<症状と特徴>
疫病が感染した葉の病斑は、褐色の斑点で、その後円形で暗緑色~黒褐色の病斑に拡大。病斑の葉の裏には、白いカビが生じる。10℃以上で活動がはじまり、病勢進展は平均18~20℃、曇雨天で最も活発になる。
<疫病のライフサイクル>
最短3日間のライフサイクルで、感染・増殖を繰り返す。一旦発生すると蔓延防止は、非常に困難になるので早めの対応が必要。
<疫病を発生させないための防除の基本>
【ポイント1】
・初発生に注意し、早期防除を実施する
(茎長15cm程度を目安とする)
ばれいしょ疫病初発予測FLABS(フラブス)を利用する
【ポイント2】
・防除は、7~10日間隔を基本とし、葉茎が薬剤で保護されている期間を絶やさない生育・環境に応じた適切な薬剤選択をする
【ポイント3】
・雨前防除を基本として、病気が発生しやすい条件では防除間隔を微調整する。
疫病に感染したから防除するのではなく、防除をして感染させないようにするように心がけましょう!!